SSブログ

Mark Levinson「No.32L」vs Ayre「KX-R」 [プリアンプ]

巷での評価がとても高いマークレビンソンのリファレンス・プリアンプ「No.32L」ですが、既にディスコンということもあり、これまで聴いたことがありませんでした。
今回、あるショップに中古が出ていましたので、このチャンスに一度聴いてみたいと思い、Ayreの「KX-R」と一緒に比較試聴させて頂きました。

◇試聴機材
CDトランスポート:PS AUDIO「PerfectWave Transport」
DAコンバーター:PS AUDIO「PerfectWave DAC」
パワーアンプ:Ayre「MX-R」
スピーカー:Kharma「Ceramique 3.2.2」

まずは「KX-R」から。予想通り、広大な音場が広がります。特に奥行きが素晴らしい。残響音がきれいに再生され、S/Nが高さを感じることができます。特に強調感の無い自然な音で、緊張感なく音楽を聴くことができます。私にとって、とても違和感の無い音でした。

30分程度聴いてから「No.32L」に交換して頂きました。予想以上に音調の差が小さいことにびっくりしました。もっと、全然違った音がするのかと思ったのです。左右の音の広がりは同程度ですが、奥行きはかなり狭くなりました。ただ、高さ方向は「No.32L」の方が上のようです。「KX-R」と比べるとかなり残響音が少なく感じます。S/Nは「KX-R」の方が一枚上のようで、このあたりが10年の差なのかもしれません。

好みからすると、だんぜん「KX-R」の方でした。もっともパワーアンプが「MX-R」ですので、この勝負、はじめから「KX-R」の方が有利と言えます。「No.32L」には別のパワーアンプの方が合うような気がしました。また、「No.32L」は、ときおりハッとさせられる音色が出ることがありました。その感じが好きな方には変えがたいアンプなのかもしれません。

プリアンプの選定はもう少し先にしようと思っていたのですが、この機会を逃すと「No.32L」を聴けるチャンスは当分来ないと思い、試聴を始めることになってしまいました。調子に乗って試聴を続け、思わずローンで購入ということにならないように気をつけたいと思います(笑)
nice!(0)  コメント(2) 

nice! 0

コメント 2

TATSUYA

こんにちは。
No32L を試聴されたのですね。
以前、所有しておりました。
そして、No32L から KX-R への買い替えをずっと計画していたのです!
結局資金的に KX-R を購入することができず、NO32L を手放した後は右往左往し、今は中古の FM255 に落ち着いています。

NO32L は電源とアンプ部分が分離していますが、これらを繋ぐケーブルをオーグラインケーブルに変えますと、ワンランク以上良くなります。

KX-R はあのボリュームの「カタカタ」という感触が素晴らしいですね。
No32L は存在感が素晴らしいです。未だに手放したことを後悔しています。

ルーメンホワイトには KX-R の方が合っている気がします。
No32L は音の押し出し、ガッツがかなりあるので、やや古めのスピーカーで JAZZ を聴くときなどには最適だと思います。
by TATSUYA (2010-07-03 10:33) 

vitamin_engine

こんにちは、TATSUYA さん

はい。一度は聴いておくプリアンプだと思い、重い腰を上げて試聴に行きました。
そうですね。No.32Lはもっと厚めの音を出すパワーと組み合わせてJAZZを聴くのが良いように思いました。

ところで、silverflameはだいぶ馴染まれましたでしょうか?
by vitamin_engine (2010-07-06 14:10) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Consensus Audio「Boge..B&W「800 Series Diamo.. ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。